分野別の取り組み
災害時の支援
災害時福祉支援活動
災害発生時には、被災地ではボランティアによる支援活動が大きな力を発揮しています。
また、福祉関係者・団体は、被災地では被災者に寄り添い、命と生活を守り抜く支援を実施しています。全国からも、被災地への人員派遣など被災した福祉関係者の活動への支援をはじめ、多様な支援活動を展開しています。
発災後、さまざまな福祉的課題を有する被災者に対する福祉サービスの提供と日常生活支援、生活再建への寄り添い型の相談支援、災害ボランティア活動の総称
- 提言「災害時福祉支援活動の強化のために」(2019年9月)より -
全社協では、とくに大規模災害時における社協、社会福祉法人・福祉施設、民生委員・児童委員の団体間の全国規模の連携・協力の基本的な考え方を「大規模災害対策基本方針」として整理しています。
この基本方針に基づいて関係団体と連携、協力し、全国規模の支援活動をより円滑に進めるべく、必要な体制整備を図っています。そのうえで、より幅広い関係者との連携・協力や被災地支援活動の基盤強化に取り組んでいます。
昨今では、2019(令和元)年に、福祉的支援の拠点(災害福祉支援センター)設置や、災害時福祉支援活動の法制化等を提起し、2025(令和7)年5月に成立した災害対策基本法等の改正法により、災害法制への「福祉」の明文化が実現しました。
関係団体との連携
共同募金会
都道府県共同募金会では、被災地での災害ボランティア活動を支援するため、毎年共同募金の3%(以内)を「災害等準備金」として積み立てています。共同募金は都道府県の区域を単位に行われる運動ですが、大規模災害の発生時には都道府県域を超えて全国の共同募金会が災害等準備金を拠出しあい、災害ボランティアセンターの設置・運営等への助成を行う等、被災地を支援しています。
また、中央共同募金会では、被災者支援を直接的に行うボランティアやNPOの活動を支える資金支援の仕組みとして、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(ボラサポ)を設置、寄付金の募集と支援活動に対する助成を行っています。
新規ウインドウで開きます。赤い羽根共同募金「赤い羽根の災害・被災地支援」
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議は、被災者支援における災害ボランティア活動の円滑な実施を図ることを目的とした企業、NPO、社協、共同募金会等により構成されるネットワーク組織で、中央共同募金会が事務局を担っています。
災害発生時には、これまでに培ったノウハウとネットワークの強みを活かし、各地の災害ボランティアセンターに運営支援者を派遣するとともに、企業からの支援を受けて資機材提供や物品提供による運営支援を行うなどの取り組みを行っています。
新規ウインドウで開きます。災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
特定非営利活動法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)は、災害時の被災者支援における課題解消のため、国、県、被災地行政、支援を行うNPOや社協等の支援者間の連携を促進し、支援の調整を行います。
新規ウインドウで開きます。全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
これまでの大規模災害・支援活動等
被災施設の復旧支援
新規ウインドウで開きます。福祉医療機構「『災害復旧資金』等のお取扱いについて」
現在受付中の支援金、義援金等情報
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