支え合いマップづくりについて
事業の概要
高齢者等が地域で安心して暮らせる地域づくりを推進するため、在宅で生活する高齢者等を地域住民の支え合い(ボランティア)活動により、地域全体で支える仕組みを構築する。
●住民主体の地域福祉の推進
地域の課題発見(支え合いマップづくり、住民座談会等)
【伊佐市の高齢化等の状況】
伊佐市の人口は、平成29年8月末現在、26,700人、世帯数13,653世帯、65歳以上の高齢化率は39.5%の状況であります。
推計人口では今後も人口は減少し、高齢化率も40%を超えることが予測され、75歳以上の後期高齢者の割合も年々増加していくことが予想されています。
【地域にはこのような課題が・・・】
○一人暮らし高齢者世帯・・・疾病がある。足が不自由。認知症。引きこもり。孤独など。
○高齢者夫婦世帯・・・・・夫が疾病のため、妻が介護疲れなど。
○寝たきり世帯・・・・・・・母又は父が寝たきりで、娘が介護疲れなど。
【支え合いマップづくりとは?】
地域における要援護者(気になる人)とそれに関わる人を線で結び、マップ(住宅地図)に落とし込むことで見えてくる住民のふれあい、助け合いの実態や福祉課題を把握し、そこから得られる取り組み課題(解決策)を探るための一つの手法です。
【支え合いマップづくりで調べること】
・どこにどんな要援護者・要介護者(又は、支援が必要と考えられる人)がいますか?(一人暮らし高齢者や老老夫婦、障がい者など?)
・支援を必要とする人に誰がどのように関わっていますか?(どんな支援?見守り?お手伝い?)
・近所で助け合いを仕切っているキーパーソン(世話焼きさん)はいますか?
・支援を必要とする人は、身を守るために自分でどんな努力(行動)をしていますか?
・皆さんが寄り集まる所(ふれあう場所)はどこですか?(誰かの家、畑など)
・近所にどんな生活課題がありますか?(高齢化、独居、買い物、病院、交通手段など)
【今、なぜ「支え合いマップ」が必要か?】
公助(公的サービス)だけでは対応できない課題が多く発生しています。
孤立や孤独の問題、日常生活上のゴミ出しや足腰が弱って買物に行くことがとても辛いなど、このような課題に対応できるのは「住民の支え合い」(共助)です。
身近な地域の中に隠れている支援の欠けている人や福祉資源(人や活動など)を把握する手段として、「支え合いマップづくり」は有効です。
【Q&A】※よく寄せられる質問等
(Q1)マップづくり対象地域の規模はどれくらいですか?
(A1)50世帯程度と考えています。
(Q2)マップづくりに参加する人(聴取の対象者)はどういう方ですか?
(A2)自治会長・民生委員・世話焼きさんなどで、高齢者等の状況を把握されている方にお願いしたいと考えています。
(Q3)「地域全体で支える仕組みを構築する。」とはどのようなことですか?
(A3)ご近所福祉活動(又は自治会活動)での、お互いの助け合いによる見守り支援体制の仕組みづくりです。