福祉教育
福祉教育講師派遣事業
福祉への理解を深め、「思いやりの心」や「ともに生きていく心」を育むために、障害者当事者の講師や、ボランティア団体による福祉教育講師の派遣を行っています。
学校での福祉教育や、会社の新人研修、地域の会合などで講演を依頼したい場合は、下田市社会福祉協議会(0558-22-3294)までお問い合わせください。
派遣講師の内容や、事例は下記の福祉教育メニュー表をご覧ください。
興味のある講座がありましたら、まずはご連絡ください。
時間や対象者、方法については、目安を表示しておりますので、
講師の方との相談により調節できます。
福祉教育とは
生活や学習の中で「福祉」を学ぶことを、福祉教育と言います。「福祉」とは、「自分のしあわせ」と「みんなのしあわせ」を共に考え、実現に向けて実践していくこと。つまりこれは、生徒、児童が様々な活動を通して相手のことをよく知り、自分のことも知るという“人が共に生きる”学習とも言えます。
下田市社会福祉協議会が推進する「福祉教育」では、「福祉」を学ぶ中で、日頃見過ごしてしまう日常生活の問題に気づき、自分と他者のよりよい生活を考え、自分をみつめ養う力を育成することを目的として取り組んでいます。また、人との関わりや人とのつながりの大切さを学んでほしいと思っています。
福祉教育の実践は、学校を含むそれぞれの地域住民に対して行われています。
それぞれの学校や地域の特性にあわせた活動を模索しながら行っています。
赤ちゃんふれあい体験
平成22年12月9日(木)、※下田子育てネットワーク の主催で下田東中学校2年生39人を対象に“中学生赤ちゃんふれあい体験”を行いました。少子化・核家族化により赤ちゃんと触れ合う機会が少ない中学生に赤ちゃんとの交流の場を提供することで、命の大切さを実感したり、お母さんたちがいかに愛情を注いで子育てをしているかを認識してもらうことが目的です。東伊豆町在住の助産師、藤邊久美さんから命の重さや助産師活動を通じて日頃感じている命の大切さの講義、出産を間際に控えている妊婦さんへのインタビューを行った後、親子15組が待つ別室へ移動。最初、戸惑い気味だった生徒たちはスタッフやお母さんたちから声をかけられ、恐る恐る実際に赤ちゃんを抱っこしてみました。赤ちゃんのかわいらしい笑顔によって徐々に緊張がほぐれ、お母さんたちから赤ちゃんのあやし方や抱き方を教わりました。帰っていくお兄さんに名残惜しそうに手を振り続ける赤ちゃんの姿もみられ、お互いに楽しく貴重な時間を過ごしました。また、生徒は『妊婦体験ジャケット』を身につけて実際に階段の上り下りなどを行い、妊婦の疑似体験をしました。今後、満員電車の中で妊婦の方を見かけたら席を譲るなどの心遣いを忘れないでほしいと思います。
※下田子育てネットワークとは…
下田市役所(学校教育課、福祉事務所、健康増進課)と、子育て支援センター、地域福祉活動推進会社会サービス部会、市内ボランティア団体(遊・VIVA!ネットワーク、しもだ子育て応援隊ぽっぽ)、下田市社会福祉協議会などで構成しています。市民と行政が連携して、地域の子育て支援を行うための下田子育てガイドブックの作製や地域の子育てに関する課題解決に向けて様々な取り組みをしています。